京都大徳寺の境内にあったもので、現在はこの本歌は見られないが、古来用いられていたためにこの名前が起こったものと思われる。建仁寺垣と同様に囲み垣の一種で、竹の小枝を集め、これをよく左右にさばき、張り付け、さらに上から押縁竹で押さえ、シュロ縄で結んだもの。寸法は下から五寸(約15cm)、一尺三寸(約39cm)、六寸(約18cm)一尺三寸とし、その上を五寸くらいの空きとし、冠竹を挿入している。よく茶庭の中門付近や中潜り付近に用いられる。