茶庭のことで、茶室が本格的に成立した頃、往来に専門の庭が必要になってきたことから、通り道としての意味合いがあり、利休以前の茶庭の場合には路地または路次の字が使われた。侘寂の見地から深山幽谷の景を手本としたために、多くの植裁が用いられた。