仏塔の一つで、下から「地」「水」「火」「風」「空」の五輪を備えるのでこの名称がついている。材質としては石造、水晶、金、銀、木像のものがあるが、石造のものは、特に笠、水輪(円形の部分)が茶の露地などの手水鉢などに使用されることがあり、鎌倉期や室町期のものが好んで使われる。大抵のものは水輪に梵字が彫られている。