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5th ROOMの植栽演出 「リビング・テラスデッキを植物で装う」

1. 「5th ROOM(5番目の部屋)」とは?

縁側は日本のくらしの中で大切な空間(滋賀県近江八幡市)
縁側は日本のくらしの中で大切な空間
(滋賀県近江八幡市)

 日本家屋にはもともと「縁側」という場所がありました。縁側は、主庭に面し、くらし空間のなかで屋内と庭を結ぶ大切な役割を果たしていた場所です。縁側に腰掛けるとさまざまなものが見えてきます。四季の移り変わりを五感を通して感じる場所でもあります。室内のような屋外のような不思議な空間ですが、日本人の生活文化が集約された所といっても過言ではないでしょう。現在の住宅では、この役割はポーチ(porch)やテラス(terrace)、バルコニー(balcony)といった空間になります。しかし、欧米化された生活スタイルの中でも変わらないのが、靴を脱いで屋内に入るという行為です。裸足で縁側に座った経験のある方は、この空間の重要性を理解することができるでしょう。テラスを縁側に近づけようとするならば、いかに室内のリビングからテラスに出やすい環境にするかがポイントとなるような気がします。植物の鉢植えなどが、テラスに置かれるだけで、感覚的に「庭」により近づけます。

 「5th ROOM(5番目の部屋)」とは、くらし空間において庭を室内の部屋と同じようにとらえた考え方で、ただ庭を観賞するだけでなく日々の生活空間にすることです。植物たちに囲まれた庭の中に自分自身が入り込み、植物たちと共にくらすようなイメージです。

 したがって、実際に室内と屋外の境目に位置するテラスやバルコニーは、とても重要な場所になるのです。


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藤岡 成介(ふじおか せいすけ)
1963年兵庫県生まれ。ガーデニングによる花と緑があふれるまちづくりを提唱し指導している。園芸肥料メーカー勤務を通し本格的に植物との関わりを持つ。90年に独立。ガーデニングコンサルタント会社・環境文化センターを設立し、現在に至る。株式会社タカショー 顧問。家庭菜園を始める・続けるためのベストガイド『菜園生活パーフェクトブック』の監修・著。
監修:藤岡 成介(ふじおか せいすけ)
 

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