8. 土壌浄化をする植物たち「農業技術を活かす」
広大なカラシナの田園風景 (英国 コッツウォールズ地方) |
農業においては連作障害をはじめさまざまな工夫により土壌を浄化する技術があります。震災以降ファイトレメディエーション(植物による土壌浄化)も大きな期待が寄せられ、東北関東エリアにおいては既に広がりつつあります。キッチンガーデンや住宅エリアの公園など、この技術を活用できる場所は多くあります。土壌を入れ替えるということは、物理的に非常に困難なことですので、植物が健全に末永く育成されていくためには必要なことと言えます。土壌がバランスを崩し、嫌地になれば植物は弱り病気や害虫を誘発することにもなります。ほとんどのものが、種まきにより育ちます。 |
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ネコブキラーと呼ばれるクロタラリア マメ科タヌキマメ属 Crotalaria juncea L |
ファイトレメディエーションで期待の大きいヒマワリ キク科ヒマワリ属 Helianthus annuus |
農薬飛散や塩害にも強いソルゴー イネ科ソルガム属 Sorghum vulgare. |
センチュウなどの抑制に効果があるライムギ イネ科ライムギ属 Secale cereale |
藤岡 成介(ふじおか せいすけ)
1963年兵庫県生まれ。ガーデニングによる花と緑があふれるまちづくりを提唱し指導している。園芸肥料メーカー勤務を通し本格的に植物との関わりを持つ。90年に独立。ガーデニングコンサルタント会社・環境文化センターを設立し、現在に至る。家庭菜園を始める・続けるためのベストガイド『菜園生活パーフェクトブック』の監修・著。
1963年兵庫県生まれ。ガーデニングによる花と緑があふれるまちづくりを提唱し指導している。園芸肥料メーカー勤務を通し本格的に植物との関わりを持つ。90年に独立。ガーデニングコンサルタント会社・環境文化センターを設立し、現在に至る。家庭菜園を始める・続けるためのベストガイド『菜園生活パーフェクトブック』の監修・著。